診療科別研修内容（泌尿器科）
当院の医師臨床研修プログラム概要です。
Resident program
一般目標
泌尿器科疾患について理解し、その診断、治療法を修得する。
行動目標
（1）基礎知識および診察法
- 尿路および男性生殖器の構造および生理につき理解する。
- 外来患者に対して問診を行い、理学的所見をとりカルテに記載することができる。
（2）検査
- 一般検尿、尿沈査、精液の所見につき説明できる。
- 一般血液検査、生化学検査、腫瘍マーカーにつき理解する。
（3）泌尿器科特殊検査
- 泌尿器科特殊検査について理解し、手技に習熟、結果を説明できる。
（4）画像診断
- 腹部単純撮影、排泄性尿路造影の読影ができる。
- 逆行性腎孟造影および膀胱尿道造影の手技の習熟およびその読影ができる。
- 超音波検査（腎、膀胱、前立腺、陰嚢内容）の手技の習熟およびその読影ができる。
- MRI、CT、シンチグラフイの読影ができる。
（5）外来処置
- 基本的外来処置に習熟、施行できる
- 導尿および尿道カテーテル留置
- 尿道ブジー
- 膀胱洗浄および腎孟洗浄
- 経皮的膀胱瘻造設術および経皮的腎瘻造設術
（6）おもな泌尿器科疾患の診断および治療
- 尿路結石
- 尿路感染症および性行為感染症
- 排尿障害(排尿困難、尿失禁)
- 神経因性膀胱
- 尿路性器腫瘍
- 尿路性器外傷
- 先天性疾患
- 精巣捻転
（7）よくある泌尿器科手術の理解
- 包茎手術(環状切開術、背面切開術)
- 精管結紮術
- 精巣摘出術
- 内視鏡手術（特に経尿道的前立腺切除術および経尿道的膀胱腫瘍切除術）
- 腎摘出術
- 膀胱全摘出術及び尿路変更術
- 前立腺全摘出術