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診療科別研修内容(整形外科)

当院の医師臨床研修プログラム概要です。

Resident program

研修目標

多様な整形外科疾患に対し、幅広く柔軟に対応できるような医師になることを目標とする。

1. 診断

(1)診察

  • 問診、整形外科的病歴のとり方
  • 理学的所見、各部位ごとの診察法
  • 救急患者の診療のすすめ方

(2)検査

  • X線像(読影は随時上級医師が指導)
  • 整形外科的造影検査(脊髄造影、神経根造影、関節造影などの習得)
  • 他にCT、MRI、シンチなど(放射線科ドクターの指導あり)

2. 治療

(1)整形外科的処置

  • 関節穿刺、腰椎穿刺、骨折及び脱臼の徒手整復法
  • ギブス包帯法、牽引法(直達、介達)
  • 理学療法、義肢装具の処方

(2)手術

  • 清潔の概念、創処置・外科手術の基本手技
    (消毒法、ポジショニング、ドレーピング、糸結び、手術器具の名称と使用法)

3. 術者として経験すべき手術

  • 骨接合術、抜釘術:鎖骨骨折、上腕骨頚部骨折、上腕骨顆上骨折、大腿骨頸部骨折、下腿骨骨折、足関節部骨折、踵骨骨折など
  • 関節鏡手術:ばね指、ドケルバン腱鞘炎、手根管症候群、肘部管症候群など
  • 脊椎手術:ヘルニア摘出術、開窓術など

4. 当科の対象疾患

脊椎、関節、一般外傷、スポーツ外傷、リハビリテーションなど幅広く研修できる。まずはこれらを広く経験し、知識を重ね、助手としての経験を重ね、執刀医をまかされるように修練することが大事である。

5. スケジュール

  • 毎朝7時50分より外来でカンファレンス(前日の外来患者、検査、手術)
  • 月曜日夕方は科長回診、その後週間の術前カンファレンス
  • 予定手術日は火曜日から金曜日まで
  • 外来の小手術は水、木の朝9時から
  • 外来検査は水の昼から
  • 病棟検査は随時