診療科別研修内容(血液・腎臓内科 リウマチ科)
当院の医師臨床研修プログラム概要です。
Resident program
診療対象疾患
腎疾患、膠原病、血液疾患を専門分野とし、その他内分泌疾患などの診療も行っている。腎・膠原病、血液疾患については各々の専門医が常勤し、日本血液学会認定研修施 設となっている。
当科の診療圏は、湖東厚生病院以北の秋田県北部と青森県南部に及び、この地域には腎・膠原病、血液疾患専門医は極少数である。故に紹介患者も多く、この分野の疾患を十分に経験できるのが大きな利点である。
研修目標
血液疾患関係
- 患者の症状、身体所見から必要な検査計画を立案できる。
- 患者の症状、身体所見、検査成績から鑑別診断を行える。
- 骨髄穿刺、骨髄生検を行い、骨髄像を評価できる。
- 血液主要疾患の知識を習得し、鑑別診断を行える。
- 血液悪性腫瘍(主に急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異型性症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫)の化学療法を立案できる。
- 患者・患者家族へ病状、治療計画、治療により予測される効果(予後)、副作用について説明できる。
- 血液悪性腫瘍の化学療法を安全に行うことができる。
- 化学療法による副作用(感染症、各種臓器障害)に対して対処できる。
- 貧血、白血球減少、血小板減少の管理ができる。
- 巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、播 種性血管内凝固症候群の診断、治療ができる。
- 稀有な疾患に対しても、情報・知識を収集し、対処できる。
腎疾患関係
- 糸球体腎炎の診断と治療
- ネフロ-ゼ症候群の診断と治療
- 急性腎不全の診断と治療
- 慢性腎不全の診断と治療
- CAPD患者の管理
- 電解質異常の病態理解と対策
- 利尿剤の使い方
膠原病及び類縁疾患関係
- 頻度の高い疾患の診断と治療
- ステロイド剤及び免疫抑制薬の使用法と副作用に対する対策