緩和ケアセンター
当院の緩和ケアセンターの紹介です。
Palliative
はじめに
緩和ケアセンターでは、年1回能代山本地域緩和ケア研修会のほか、年4回の院内向けの勉強会を実施しています。毎月の委員会の中では、緩和ケアチームの活動やがんリハビリの実績を発表し、活動内容を検討しています。
がん医療における緩和ケアとは、がんに伴う身体と心の痛みを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方です。患者さんを「がんの患者さん」と病気の側からとらえるのでなく「患者さんらしさ」を大切にし、つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、療養生活の質をよりよいものにしていくことを目指しています。
緩和ケアチームのご案内
緩和ケアチームは医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー・臨床心理士・栄養士・リハビリテーション等、多彩な職種のメンバーが、主治医や担当看護師とともに患者さんの体と心のつらさ等の治療の他、患者さんの社会生活や家族を含めたサポートをおこなうチームです。
緩和ケアチームの診療を受けることで主治医が変わることはありません。また、緩和ケアチームの診療は、主治医から勧められることもありますが、患者さんや家族から希望することもできます。
緩和ケアを、がんの進行した患者さんに対するケアと誤解し「まだ緩和ケアを受ける時期ではない」と思い込んでいる患者さんや家族は少なくありません。
しかし本来、緩和ケアは、患者さんの体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方ですから、がんの病状によって緩和ケアを受ける、受けないを決めるというものではありません。
緩和ケアは患者さんのどのような病状であっても、どのような時期にも受けることができます。緩和ケアを希望される場合は、主治医・看護師にその旨をお伝え下さい。
1階がん相談支援センターでも受け付けております。