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外科

当院の外科のご案内です

Surgery

各科外来の曜日ごとの担当医の一覧表です。(病院窓口でお配りしているものと同じものです)

痛くない、イボ痔の治療とは?

おしりから出血がある、何かが出てくる、痛みがある、何か調子が悪い等、自覚症状があるのですが病院には行きにくいものです。病院へ行くのを躊躇する理由としては、「切らなければならないのか?」、「おしりを見せるのが恥ずかしい・・・」という理由が多いようです。しかし放置して悪化した時には、本当に切らなければならなくなることが、しばしば見受けられます。おしりに違和感を感じた場合、症状が軽いうちに来院ください。

ジオン注射による痔核硬化療法(ALTA)

ALTAとは、平成17年に発売になった、新たな局所注射剤ジオンを脱出や出血をともなうイボ痔に直接注射をおこない組織を固め、癒着・固定をさせてイボ痔を縮小させる治療方法です(図9)。従来の切除術と比較し痛みが少なく、入院期間も短縮できるため、近年積極的に行われるようになってきました。主成分として、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸で構成され、おおよそ1ヶ月程でイボ痔が縮小します。しかし、注射法が難しいため、すべての医師が行なえるわけではなく、肛門診療を専門的に行ない、かつ注射に必要な知識と技術を習得するための講習を受講した医師でなければ施行することが出来ません。また、すべてのイボ痔に対して行えるわけではありませんので、御希望の患者様は当科に御相談下さい。

ALTAと痔核切除術の比較

ALTAは従来の切除術と比較し、治療後の痛みが少なく、合併症も少ないため入院期間も短くなることで、入院費用も安くなる経済面でも有用な治療法と言えます。しかし一方で、イボ痔を完全切除する従来の根治術と比べて、ALTAは再発率が比較的高いことが問題ではあります。近年ALTAの全国的な研究会が発足し、治療に対する検討が行われており、着実にその再発率は減少してきております。

ALTA 切除後
術後疼痛(鎮痛剤内服量) 4錠 20錠
術後合併症発症率 2.6% 3.9%
入院期間 4.5日 10.2日
入院費用(健康保険3割負担) 55,000円 85,000円
再発率 4~17% 0.3~2%